市内漂流

今日も昼まで会社でごそごそと仕事したりニュース見たりしてから、
夕方バスで街に繰り出した。今日の発見。


溝口健二が1本50円!
 僕の中で黒澤明よりも小津安二郎よりも偉大な
 (作品の重厚さで)日本が誇る大巨匠溝口健二の作品が、
 何と8作入り99元(400円以下)!の破格の値段で売られていた。
 溝口健二に申し訳ないと思いつつも買ってしまいましたが笑
 昨日の10元映画館といい、案外新竹でも映画環境は「充実」
 しているのかもしれない。


ドゥルーズ『シネマ』の中国語訳が!
 日本で未だに翻訳されてない(僕の知ってる限り、
 まだ第2巻しか刊行されていない変な状態)この本が、
 すでに中国語訳されていてしかも新竹の平凡な本屋に
 置いてあることに驚愕。法政大学出版局、急いで!


それからドゥルーズを売ってた本屋にて、
フランス人シネアストが蔡明亮を評論した大型本と
台湾著名人による台湾観光案内本(装丁に惹かれ)を
購入。台湾初の書籍購入を果たしました。


夜は出張者とともに新竹一美味しい?中華料理@国賓へ。
確かに、うまかった。


明日は台中デビューです。

ブログ開設

台湾漂流6日目。
あと1週間はホテル住いですが、とりあえず
職場でのネット環境が整ってきたので開設。


今日は朝〜夕方まで会社に行って仕事をし、
夜は映画でも観ようとバスで市内へ。
ほんとは『ラスト、コーション』をみるつもり
だったが、思いがけず別の素敵な映画&映画館に
出会いました。


新竹影像博物館はこれからヘビーユーザーに
なりそうです。

En Soap

★★★★
デンマーク映画
監督:ペルニッレ・フィッシャー・クリステンセン
@新竹影像博物館


台湾一本目にして新しい作品に出会った。
デンマーク語?はまったく理解できなかったが、
字幕の中国語で7割方ストーリーは理解したつもり。


孤独なゲイと階下に住む女との間に芽生えた複雑な友情。
二人の部屋以外は殆ど出てこずあまり生活感はないが、
かといって息苦しさを感じないのはところどころに
散りばめられた「笑い」のおかげか。


おそらく日本未公開だが、2006年ベルリンで銀熊賞
受賞した作品らしい。